奥歯を部分入れ歯にしたい!メリットとデメリット、種類と費用とは
こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
部分入れ歯は、失われた歯の機能を回復し、快適に食事ができるようサポートする治療法です。部分入れ歯には多くの種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。
この記事では、奥歯を部分入れ歯にするメリット・デメリットをはじめ、選び方や種類、費用の目安まで徹底的に解説します。奥歯を部分入れ歯にしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
奥歯を部分入れ歯にするメリットとデメリット
奥歯を部分入れ歯にすることには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ここでは、奥歯を部分入れ歯にするメリットとデメリットについて解説します。
奥歯を部分入れ歯にするメリット
奥歯を部分入れ歯にするメリットは、以下のとおりです。
費用を抑えられる
奥歯の部分入れ歯のなかには保険が適用されるものがあります。保険が適用される部分入れ歯であれば、安価に作製できるでしょう。費用を抑えられれば、経済的な負担を軽減しながら、失った歯の機能を回復できます。
短期間で作製できる
保険が適用される部分入れ歯は、最短2週間程度で作製可能です。部分入れ歯以外にも失った奥歯を補う治療法はありますが、1ヶ月〜1年程度かかるケースもあります。そのため、できるだけ早く歯の機能を回復させたい方に部分入れ歯は選ばれています。
複数の歯を失った場合も対応できる
奥歯の部分入れ歯は、歯を複数本失ったケースにも対応可能です。部分入れ歯のほかにも失った奥歯を補う方法はありますが、歯の本数や位置、全身の健康状態によっては適応とならない場合があります。
一方で部分入れ歯なら柔軟に対応でき、外科手術や健康な歯を削る必要がない点も大きな利点です。
調整・修理できる場合がある
入れ歯は使っているうちにひび割れやクラスプの破損、人工歯の脱落などさまざまなトラブルが起こる可能性があります。部分入れ歯であれば、破損した場合も調整・修理できる場合があります。
壊れた奥歯の部分入れ歯を歯科医院に持参すれば、新しいパーツに交換できる場合や壊れた部分を接着できる場合があるのです。
ただし、修理が難しいと歯科医師が判断した場合は、再作製が必要になります
奥歯を部分入れ歯にするデメリット
奥歯を部分入れ歯にするデメリットは、以下のとおりです。
お手入れの手間がかかる
部分入れ歯の床部分やクラスプの周辺は、食べ物のカスが挟まりやすい構造をしています。そのため、こまめなお手入れが欠かせません。特に、プラスチック製の部分入れ歯は細菌が繁殖しやすく、歯石も付きやすいので、毎食後丁寧に洗浄する必要があります。
お手入れを怠ると、口内が不衛生になりやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。部分入れ歯を清潔に保つことで、健康的な口内環境を維持でき、虫歯や歯周病といったトラブルも起こりにくくなるでしょう。
噛む力が弱くなることがある
奥歯には、食べ物をかみ砕く役割があります。部分入れ歯では、天然歯に比べて硬いものが噛みにくいと感じる場合があり、食事の時間が長くなったり、食べられるものに偏りが出たりするケースも少なくありません。
柔らかいものばかり食べていると、全身の健康にも悪影響が及ぶ可能性があるため、食事しづらいと感じる場合は、早めに歯科医師に相談することが大切です。
違和感を覚えることがある
初めて奥歯の部分入れ歯を入れると、違和感や不快感を覚えることがあります。特に、歯科用プラスチックで作られた入れ歯は、強度をもたせるために床部分が厚く作られています。そのため、装着時に違和感を覚えやすいでしょう。
部分入れ歯に慣れるまでしゃべりづらさを感じるケースもあります。時間が経てば慣れることがほとんどですが、数カ月違和感が残る人もいるでしょう。
目立つことがある
保険が適用される部分入れ歯は、歯にひっかける部分に金属のクラスプが用いられます。そのため、お口を開けたときに目立つことがあります。奥歯に使用する場合でも、口をあけて笑ったときや会話をするときに、口元が気になる方もいます。
奥歯の部分入れ歯の種類と費用
奥歯の部分入れ歯には、さまざまな種類があります。ここでは、保険と自費の部分入れ歯の種類と費用を解説します。
保険適用の部分入れ歯
保険が適用される部分入れ歯は、レジン床義歯です。レジン床義歯は歯科用プラスチックで作製された入れ歯で、自費の部分入れ歯に比べて費用が安く、幅広い症例に適応可能です。
一方で強度をもたせるために、床部分が厚く作られているため、慣れるまでは異物感を覚えたりしゃべりにくかったりする場合があります。また、金属製のクラスプを使用するため、口を開けたときに目立つこともあるでしょう。
レジン床義歯の費用は、5,000円〜1万5,000円程度です。
自費の部分入れ歯
自費の入れ歯にはいくつか種類があります。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、クラスプ部分に金属ではなく、樹脂を使用した入れ歯です。クラスプが金属ではないので、口を開けたときに目立ちにくくなります。さらにお口の中の違和感も軽減されるので、保険の入れ歯に比べて使いやすいと感じるでしょう。
一方で、経年劣化しやすい点はデメリットといえます。ノンクラスプデンチャーの費用は、10万〜50万円程度です。
金属床義歯
金属床義歯は、床部分が金属でできた入れ歯です。
プラスチック製のレジン床に比べて壊れにくいのが特徴です。また、床部分を薄くできるため、装着時の違和感も軽減できるでしょう。さらに、金属を使用することで食べ物や飲み物の温度も感じやすくなり、食事もおいしく感じられるのも魅力です。
一方で金属を使用しているため、調整や修理が簡単にはできません。技工所に依頼しなければいけないので、修理期間も長くなります。金属床義歯の費用は、25万〜35万円程度です。
マグネットデンチャー
マグネットデンチャーは、残っている歯と義歯に磁石を埋め込んで固定する入れ歯です。金属のクラスプがついていないので、審美性にも優れています。お口を開けたときに入れ歯の存在に気づかれる心配もありません。取り外しも自分ででき、入れ歯のお手入れも簡単です。
一方で、磁石を歯に埋め込むので、MRIやCTを撮影するときに影響を及ぼす可能性があります。マグネットデンチャーの費用は、20万〜40万円程度です。
奥歯の部分入れ歯の種類を選ぶときのポイント
上述のとおり、奥歯の部分入れ歯にはいくつか種類があるため、どれを選べばいいのかわからないという方もいるでしょう。ここでは、奥歯の部分入れ歯を選ぶ際のポイントを解説します。
見た目
奥歯の部分入れ歯を選ぶ際、審美性は重要な要素のひとつです。審美性の高い入れ歯を選べば、笑顔に自信が持て、コミュニケーションも円滑になります。
審美性に劣る入れ歯だと、人と話すのが億劫になったりコンプレックスになったりと心理的な負担が増える可能性があります。仕事やプライベートで人と話す機会が多い方は、審美性を重視して選ぶとよいかもしれません。
費用
費用も奥歯の部分入れ歯を選ぶときの重要なポイントです。保険適用の部分入れ歯の場合、選択肢が限られますが、自費の部分入れ歯よりも安く作製できます。
一方で自費診療の場合は、審美性や機能性が高い入れ歯を作製できますが、その分費用は高額です。予算に合った入れ歯を選択すれば、経済的負担も最小限にできるでしょう。
失った奥歯を部分入れ歯以外で治療する方法
失った奥歯を補う方法には、部分入れ歯のほかにブリッジとインプラントがあります。下記でそれぞれの特徴をご紹介します。
ブリッジ
ブリッジは、失った歯の隣にある歯を削り、橋を架けるように被せ物を装着する治療法です。歯に固定するので取り外す手間がありません。安定性もあるため、どんなものでもしっかり噛めます。
保険適用のブリッジの場合、奥歯には銀歯が使用されますが、自費であれば自由に素材が選べるので審美性に優れたブリッジも作製可能です。
インプラント
インプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込み、その上から人工歯を被せる治療法です。顎の骨にしっかり固定するので、入れ歯のようにずれることがありません。1本の歯として独立しているため、周囲の歯に負担がかからない点もメリットです。
一方で、インプラント体を埋め込むには外科手術が必要です。身体的に負担がかかる点はデメリットといえるでしょう。
まとめ
奥歯の部分入れ歯にはさまざまな種類があります。それぞれのメリットやデメリットを理解し、費用や審美性を考慮して選ぶことが大切です。歯科医師と相談してご自身に合った部分入れ歯を選びましょう。
部分入れ歯を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。ホームページはこちら、ネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。