子どもの歯科検診の内容が気になる!費用や頻度は?嫌がる場合の対処法も
こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。

「子どもの歯科検診はいつから行けばいいの?」「頻度は?具体的に何をするの?」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。子どもの歯科検診は、歯や顎の成長・発達を観察し、異常を早く見つけて対処するために重要です。
この記事では、子どもの歯科検診の重要性や内容、費用、頻度などを解説していきます。子どもが歯医者を嫌がる場合の対処法も合わせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
子どもの歯科検診の重要性

そもそも、なぜ子どもの歯科検診は重要なのでしょうか。子どもの歯科検診が重要とされる理由は、次の3つです。
乳歯は虫歯になりやすいから
永久歯と比べて、乳歯は虫歯になりやすいという特徴があります。乳歯はまだ未熟で柔らかいため、虫歯になりやすい上に進行も早いのです。そのため、定期的に検診を受けてチェックする必要があります。
初期の虫歯は自覚症状がほとんどなく、もし症状があっても子どもではうまく伝えられないといったことから、そもそも虫歯に気づきにくいです。できるだけ早めに虫歯を見つけて治療につなげるには、歯科検診が非常に重要といえます。
子どもの歯並びは変化しやすいから
子どもは日々成長しており、歯の生え変わりや顎の発達に合わせて歯並びが変化しやすい状態にあります。そのため、検診を受けてこまめに歯並びに異常がないかを確認する必要があるのです。
歯並びが悪くなると口元の見た目が悪くなるだけでなく、食べカスが挟まったり歯磨きが難しくなったりすることから、虫歯のリスクも上がります。噛み合わせのバランスも乱れるため定期的なチェックが大切です。
歯の健康に関心を持つきっかけになるから
子どもの歯科検診には、子ども自身が歯の健康に関心をもって生活できるようになる効果があります。定期的に歯科医院を受診して歯科医師や歯科衛生士と接することで、自然と歯の健康に関心が湧いてくるのです。
また、ブラッシング指導を受けると、子どもの頃から正しい歯磨きの方法を習慣として身につけられます。子どものうちから歯科検診に通っていると、歯の健康にとって望ましい口腔ケアや生活習慣を手に入れられるのです。
子どもの歯科検診の内容

子どもの歯科検診では、歯並びのチェックやクリーニングなどが行われます。
ここでは、子どもの歯科検診で受けられる7つの項目を紹介します。受診する歯科医院によって異なることもあるので、事前に確認しておきましょう。
虫歯チェック
子どもの歯科検診では、虫歯がないかを確認します。定期的に検診で確認していれば、早めに虫歯を発見し、治療につなげることが可能です。中には、乳歯が虫歯になったとしても、また生え変わるから大丈夫だろうと考えている方もいるかもしれません。
しかし、乳歯が虫歯になると、その後に生えてくる永久歯の成長に影響がおよびます。今ある乳歯だけでなく、これから生えてくる永久歯のことも考えると、子どものうちから歯科検診で虫歯がないかをチェックする必要があるのです。
歯並び・噛み合わせチェック
歯並びや噛み合わせのチェックも歯科検診で行います。成長途中である子どもは、歯の生え替わりや顎の発達によって歯並びが変化しやすい時期です。変化が激しく不安定だからこそ、異常がないかをしっかり確認する必要があります。
また、乳歯がなかなか抜けない、永久歯がまだ生えてこないといった、生え替わり時期における悩みにも対応してくれます。
シーラント
シーラントとは、奥歯の溝を樹脂で埋めて虫歯を予防する処置です。奥歯はブラシが届きにくく磨きにくい上に、歯の溝が深く虫歯になるリスクが高いため、シーラントが効果的です。
歯のクリーニング
子どもの歯科検診で行う歯のクリーニングでは、普段の歯磨きでは除去できない歯の汚れを落とせます。歯と歯の間に詰まった細かい汚れや歯石の除去などを実施します。
フッ素塗布
子どもの歯科検診では、フッ素の塗布を行うことがあります。フッ素を歯に塗ると歯の表面にあるエナメル質が強化されるので、虫歯予防に効果的です。
フッ素は、塗布してから3〜4ヶ月ほど効果が持続します。
ブラッシング指導
子どもや保護者に向けて、歯科の専門知識を持つプロが正しい歯磨きの仕方を指導します。成長期にある子どもの歯並びは変化しやすいため、それぞれの歯の生え方に合わせて効果的な方法で歯磨きをする必要があるのです。
個人に合った方法で毎日の歯磨きを行えば、虫歯予防効果を高められます。
食生活の指導
食事と歯の健康には深い関わりがあります。例えば、しっかりよく噛んで食べることは、子どもの歯や顎の発達を促します。子ども自身が普段からよく噛んで食べるように意識することが大切です。
また、間食をすると常に口の中が糖分で満たされている状態になり、虫歯のリスクが上がります。おやつは時間を決めて食べるなど、虫歯予防に効果的な食生活について指導します。
子どもの歯科検診の費用と頻度

子どもの歯科検診の費用と通院する頻度について、それぞれ解説していきます。
子どもの歯科検診の費用
子どもの歯科検診の費用には、保険が適用されない場合が多いです。自由診療となるため費用は全額負担で、1回の通院で1,000〜5,000円ほどかかります。
自由診療の治療費は歯科クリニックが自由に決められるため、同じ治療でも医院によって費用が異なる場合があります。よく比較してからどこに通院するか決めるのが良いでしょう。
自治体によっては無料で子どもの歯科検診を行っている場合もあるため、調べてみてください。
子どもの歯科検診の頻度
歯が生え始める生後6ヶ月頃に最初の歯科検診を受けるのが目安です。0歳で虫歯になることはほとんどありませんが、歯並びや顎の骨格に異常があった際に早期に発見するためです。
また、ブラッシング指導を受けて保護者が正しい乳歯の磨き方を身につけておくと、子どもの虫歯を効果的に予防できます。その後の通院頻度は3〜4ヶ月に一度が一般的です。
乳歯の虫歯は進行が早いことや、歯の生え変わり時期になると口腔内の環境が不安定になることから、大人よりも頻繁にチェックする必要があります。
子どもが歯科検診を嫌がる場合の対処法

子どもが歯科医院を嫌がってなかなか歯科検診を受けられない場合、年齢に応じた方法で説明したり、治療中は近くで見守ったりすると受診がスムーズになるかもしれません。ここでは、子どもが歯科検診を嫌がる場合の対処法を解説します。
ただし。子どもの性格はさまざまです。ご紹介する対処法を実行すれば必ず受診できるわけではありませんが、子ども自身が納得して歯の健康維持に取り組めるよう関わってあげましょう。
年齢に応じた方法で事前に説明する
歯医者に行くことを説明してあげるのが重要です。よくわからない状態で無理やり連れて行かれると、子どもは強く恐怖を感じます。年齢によっては理解するのが難しいかもしれませんが、隠さず説明する姿勢を見せるだけでも子どもは安心できることがあります。
例えば、いつも遊んでいるぬいぐるみを使って歯科検診ですることを再現してみるなど、遊びの中に説明を交えると子どもなりの解釈で理解できるかもしれません。嫌がるからといって直前まで内緒にして、騙すように受診するのは避けましょう。
治療中は近くで見守る
治療中は、子どものすぐそばで見守ってあげると良いでしょう。保護者が近くにいるのがわかっていれば、少し怖くてもチャレンジできるかもしれません。治療に差し支えがなければ、手を握ってあげたり声をかけてあげたりすると、安心感を与えられます。
声をかけるときは、子どもを責めたり否定したりするような言葉は使わないように気をつけましょう。「動くと危ないからじっとしてね」「椅子に座れてえらいね」など、具体的な言葉で指示したり褒めてあげたりすると効果的です。
治療後は頑張ったことを褒める
歯科検診が終わったら、最後まで治療を受けられたことを褒めてあげましょう。「嫌だったけど頑張ったら褒めてもらえた」という成功体験を重ねることで自信がつき、次の通院がスムーズになるかもしれません。
褒めるときは「ちゃんとお口を開けられたね」など、小さなことでいいので具体的に伝えてあげると効果的です。「次はわがまま言わないでちゃんとしてね」と叱ると、歯科医院と嫌な思い出がつながって受診を嫌がるようになる恐れがあります。
まとめ

この記事では、子どもの歯科検診の内容、費用や通院の頻度などについて解説してきました。子どもの歯科検診は、歯や顎などの骨格に異常がないかを観察し、早い段階で発見して治療につなげるために重要です。
特に、子どもは成長過程で歯並びが変化しやすいため、定期的に検診でチェックが必要となります。早い段階から歯の健康を意識した生活を習慣づけるためにも、子どものうちから歯科検診に通うようにしましょう。
子どもの歯科検診を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。ホームページはこちら、ネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。