インビザラインの費用はどれくらい?費用負担を軽減する方法も解説

インビザラインの費用はどれくらい?費用負担を軽減する方法も解説

こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。

インビザラインのマウスピース

インビザラインを検討している方が最も気になるのは、費用についてではないでしょうか。費用は治療範囲によって大きく異なります。また、検査や調整に追加で費用がかかる歯科医院が多いでしょう。

この記事では、インビザラインの治療プロセスごとに、かかる費用について詳しく解説します。費用負担を軽減する方法も紹介するので、参考にしてみてください。

インビザラインとは?

インビザラインのマウスピース

インビザラインとは、透明に近いマウスピースを装着し、歯並びを整える矯正方法です。治療計画に合わせて作られたマウスピースを1日20〜22時間装着し、1〜2週間に一度新しいマウスピースに取り替えて治療を進めます。

インビザラインは、1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、日本では2006年から治療が行われています。これまで一般的だったワイヤー矯正と比べて歴史は浅いですが、全世界で1,700万人以上の治療実績がある治療方法です。

インビザラインのメリット・デメリット

他の矯正方法と同様に、インビザラインにもメリット・デメリットがあります。それぞれを正しく理解することが大切です。

メリット

インビザライン矯正のメリットは、以下のとおりです。

  • 矯正装置が目立たない
  • 取り外しができる
  • 治療計画を事前に確認できる
  • 痛みが少ない
  • 金属アレルギーでも治療できる

インビザライン矯正の大きなメリットは、ワイヤー矯正と比べて装置が目立ちにくいことです。取り外しができるため、装置を気にせず食事ができ、歯磨きやフロスでのケアをこれまで通り行えます。

また、金属を使用しない矯正方法のため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けることができます。

インビザラインは、治療開始前に歯の動きを3Dシミュレーションで確認できます。具体的な治療期間や仕上がりを確認することができるため、治療のモチベーションも保ちやすいでしょう。

マウスピース1枚あたりの歯の移動距離は0.25mm程度です。徐々に歯を動かしていくため、ワイヤー矯正と比べて痛みが少ない点もメリットでしょう。

デメリット

デメリットは、以下のとおりです。

  • 対応できないことがある
  • 自己管理が必要
  • 対応している歯科医院が限られる

インビザラインは、幅広い歯並びに対応できますが、中には治療できない歯並びもあります。歯並びの乱れの程度や口腔内の状態によっては、適さないことがあるのです。重度の歯周病がある場合などは、対応できないことが多いです。

インビザラインは、自己管理できるかどうかが治療結果に大きく影響する矯正方法です。マウスピースの装着時間や交換時期を守れないと、治療期間が長引くだけでなく、理想の歯並びにならない可能性があります。

また、インビザラインはワイヤー矯正と比べると、対応している歯科医院が少ない点もデメリットです。地域によっては、治療できる歯科医院が限られてしまう場合があります。

インビザラインの費用はどれくらい?

インビザラインの費用のイメージ

インビザライン矯正にかかる具体的な金額を知りたい方も多いでしょう。インビザライン矯正には基本的に保険が適用されないため、歯科医院によって費用が異なります。

目安は、以下のとおりです。

  • 部分矯正:約20〜60万円
  • 全体矯正:約70〜120万円

また、歯並びの乱れの程度によっても費用が異なります。軽度の場合は部分矯正で治療できることもあるでしょう。中等度や重度の場合は費用が高くなることが多いです。

  • 軽度:約20〜60万円
  • 中等度:約50〜80万円
  • 重度:約80〜120万円

インビザラインはワイヤー矯正より高いというイメージを持つ方も多いですが、場合によってはワイヤー矯正より費用を抑えることができます。

矯正治療は、装置の費用以外にも検査や調整に追加で費用がかかることがあります。矯正にかかる費用について、必ず治療開始前に詳しく説明を受けましょう。

以下に、装置以外にかかる費用の目安について、治療段階別に解説します。

矯正開始前

矯正開始前にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

  • カウンセリング:無料〜1万円程度
  • 検査・診察:1〜5万円程度
  • むし歯・歯周病治療:1回あたり1,500円〜1万円程度
  • 抜歯:1本あたり5,000円〜1万円程度

インビザライン矯正では、治療開始前にカウンセリングや検査を行います。ご自身の歯並びのお悩みを相談し、費用や期間の目安の説明を受けましょう。

矯正前にむし歯や歯周病が見つかれば、治療をしてから矯正を開始するのが一般的です。むし歯や歯周病が重度の場合は治療期間が長くなり、費用も追加でかかるでしょう。

また、歯並びの状態によっては、抜歯が必要なケースもあります。矯正のための抜歯には保険が適用されません。抜歯する本数が増えると、その分費用が必要になるため注意してください。

矯正中

矯正中にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

  • 調整料:1回あたり3,000〜1万円程度
  • リファインメント:1回あたり2万円程度

インビザライン矯正中は、1〜2ヵ月に1回マウスピースと口内の状態を確認するために受診します。診察のたびに調整料がかかる場合や、トータルの治療費に調整料が含まれている場合があるので、歯科医院に確認しておきましょう。

また、インビザラインの治療計画と実際の歯の動きにズレが生じた場合は、リファインメントを行います。治療計画を修正し、追加のマウスピースを作成する作業です。

矯正終了後

矯正終了後にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

  • 保定装置料:1〜6万円程度
  • 観察料:1回あたり3,000〜5,000円

インビザライン矯正が終わると、整えた歯並びを固定するために保定装置(リテーナー)を装着します。矯正終了後は、歯が元の位置に戻ろうとする力が働くため、2年程度は保定装置を装着しなければなりません。

矯正終了後も、歯や口内の状態をチェックするために、定期的な通院が必要です。

インビザラインは保険適用の対象?

保険のイメージ

インビザライン矯正は、基本的には保険適用の対象ではありません。

しかし、機能面で問題がある場合は病気の治療と判断され、保険が適用されるケースもあります。保険適用となるのは、以下のケースです。

  • 厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常
  • 前歯3歯以上の永久萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)
  • 顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前後における療養

上記に当てはまる場合は、保険が適用される可能性があります。歯科医師に相談してみましょう。

引用元:保険診療の理解のために【歯科】(平成30年度)

インビザラインの費用負担を軽減する方法

医療費控除の明細書

インビザラインの費用を少しでも抑えたいと考える方は多いでしょう。

しかし、極端に安いプランには注意が必要です。費用が安いすべての歯科医院の質が低いわけではありませんが、追加費用が高額だったり、仕上がりが理想通りにならなかったり、トラブルにつながる可能性があります。

以下に、インビザラインの費用負担を軽減する方法を詳しく解説します。

料金設定がわかりやすい歯科医院を選ぶ

インビザライン矯正をする際は、料金設定がわかりやすい歯科医院を選ぶようにしましょう。インビザラインには基本的に保険が適用されず、自由診療で行います。

そのため、歯科医院によって費用に差があり、中には相場より安いプランを打ち出している歯科医院もあります。

しかし、肝心なのは治療にかかる総額がわかる歯科医院を選ぶことです。また、治療を行う歯科医院や歯科医師の技術・実績にも注意しましょう。費用が安くても、技術や実績が乏しく、治療計画の質が低いと理想の仕上がりになりません。

治療期間が必要以上に延びる、追加費用が高額になるといったトラブルを避けるためにも、歯科医院選びは慎重に行いましょう。

部分矯正を検討する

インビザラインの費用を抑えるため、全体矯正ではなく部分矯正を選ぶ方法があります。

ただし、部分矯正は治療できる歯並びが限られます。インビザラインの部分矯正で治療できるのは以下のケースです。

  • 抜歯の必要がない
  • 歯並びの乱れが軽度
  • 噛み合わせに問題がない

噛み合わせを治療する必要がある場合や、抜歯が必要な場合には全体矯正が適応されます。

部分矯正で治療できるか判断するのは歯科医師です。カウンセリングで自分の歯並びの乱れがどの程度かを知り、納得した上で部分矯正か全体矯正かを選ぶことが大切です。

医療費控除を受ける

医療費控除とは、払いすぎた医療費が所得から控除されて税金が安くなる制度です。1年間に支払った医療費が基準額を超えたとき、税務署に確定申告をすることで受けられます。

税金で還付を受けることができるため、結果的にはインビザラインの費用負担を軽減できますが、一度自分で治療費を支払う必要がある点には注意しましょう。

ただし、医療費控除は審美目的の矯正費用は対象になりません。基本的には、噛み合わせが悪い等、機能的な問題があるケースが対象です。自分の歯並びが医療費控除の対象になるか、歯科医師に確認してみましょう。

マウスピースの管理を徹底する

インビザラインの仕上がりは、決められた装着時間(1日20時間以上)とマウスピースを交換するタイミングを守れるかに大きく左右されます。

装着時間が短いと、当初の治療計画と実際の歯の動きにズレが生じ、追加でマウスピースを作成することになるでしょう。治療期間が長引き、追加費用が発生する場合もあるため、計画通り治療が進むようにマウスピースの管理は徹底してください。

まとめ

インビザラインをはめている人

インビザラインは、歯並びの状態によって費用が異なります。治療方法は、歯科医師と相談しながら決定しましょう。

検査や診断にも費用がかかる場合があるため、料金設定がわかりやすい医院を選びましょう。歯科医師の技術や実績を調べるのも大切です。

インビザラインは決して安い治療方法ではありません。自分が納得できる費用で、理想の歯並びを実現するために、歯科医院選びや治療中の自己管理を慎重に行いましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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